あやめ-Sunshine Girl

イギリス帰国後編

#激レア体験1

今週のお題「激レア体験」

イギリスの国内線を利用したときに起きた話をしようと思います。

イギリスへ留学してた時にリバプールからサウザンプトンへ帰る飛行機で起きたことです。

皆さんは「STAND-BY Ticket」って見たことありますでしょうか。

 

楽しかった旅行を終えて空港でチェックインすると係員さんの怪訝な顔、、、。話を聞くと「あなたのチケットはスタンバイです。あなたの席はありません。」

「誰かがキャンセルしなければ飛行機には乗れません。」と衝撃的な一言。

そして、「今日はこの便がサウザンプトン行の最終便だから、今日は帰れませんよ。」

「(私)え???スタンバイチケットって何!?」状況を整理するのに少し時間がかかりました。

え、めっちゃ早くチェックインしてるけど、、、?チェックインの時間とか関係なしにランダムでスタンバイチケットが選ばれるようでです。しかも友人と一緒にチケットを買っていようが関係ありません。友人は席がありました。

このスタンバイチケットというのは航空会社がお客さんのキャンセルによる損失を最小限に抑えるために定員の+5%までのチケットを販売してもよいというチケットで、それが当たるのはチェックインの順番は関係なく、完全に抽選です。

 

私はこの5%にあたってしまったようです。さらにはキャンセルがでるかどうかは手荷物検査をすませて、搭乗ゲートまでいって、全員が乗るところまで見届けないと、飛行機に乗れるかわからないのです。そして、最後の一人、、、来ました。私は友人と同じ飛行機には乗れませんでした。搭乗ゲートに一人取り残されたのです。なんだか紛争している国から逃げるための船に乗れなかったような気分を体験しました。

 

この後、チェックインカウンターに戻ると、次の日のチケットを取ってくれました。そして、今日の宿は空港会社が手配してくれるとのこと。

「あーーよかった。。。」

土地勘が全くないところ、しかも田舎での当日の宿探しはほんとに骨が折れます。(実はこの旅行の初日は宿探しからでした。結局ほぼ野宿だったけど。)ホテルまでのタクシー代金、ホテル代、夕食代、すべて負担してくれました。(なんと後日補償金として3万円ほどもらいました。)

 

最後にこの『スタンバイチケット』、イギリスだけではなく日本にもあるようです、スタンバイチケットカウンターというのを羽田空港で見かけました。なのでこの話は皆さんの身近に潜んでいる落とし穴なのです。何か対策ができるわけではないですが、知っているとその時に落ち着いた行動をとれるようになると思います。

 

宝くじよりは全然高い確率なので、激レア度はあまりないかもです。しかしながら、異国の地でスタンバイチケットは一生忘れることはないでしょう。乗り継ぎとかあったらどうするのでしょうかね。